・事業拡大に向け能力増強を推進
・新生産棟稼働後は40 億円規模の追加投資
日本発条(ニッパツ、横浜市)は5月26日、モーターコア用の新生産棟を建設すると発表した。
モーターコア事業については自動車の電動化のキーとなる製品として、今後、大きな 市場拡大が見込まれている。ニッパツはモーターコアの更なる事業拡大を目指して、2021 年度、新たに「モーター関連ビジネス拡大プロジェクトチーム」を立ち上げ、10 年以上 に及ぶ生産実績に加え、技術的な優位性を一層高め、高精度、高性能な製品を効率的に大量生産することを狙い、更なる開発・拡販に取り組んでいる。
ニッパツは、日本、中国、メキシコでモーターコアを製造している。旺盛な需要増に対応するため、生産能力増強を目的として、神奈川県の厚木工場に、約50億円を投じて新しいモーターコアの生産棟を建設することにした。
今回の投資に加え、新生産棟稼働後は、40 億円規模の設備投資を順次行っていくことを計画しており、厚木工場の生産能力は現在の生産能力の約3倍となる。
これによりモーターコア事業は、2030 年度に売上高 300 億円超を目指していく。
今後の設備投資については、計画が確定次第、順次公表する。
<概要>
対象工場:精密ばね生産本部 厚木工場
所在地:神奈川県愛甲郡愛川町中津 4056
投資額:約50億円
生産品目:モーターコア
着工:2022 年 11 月
竣工:2023 年 10 月