日本鍛圧機械工業会は 5月13日、2022年4月度の鍛圧機械受注実績を発表した。それによると、受注総合計は315.1億円と、前年同月比で44.9%増となり、2021年年初から引き続き16ヶ月連続プラスとなった。プレス系、板金系ともに国内外で好調だった。 全世界的には、コロナ禍を起因とした一部部品の品薄や、物流関係の混乱という問題に加えて、ウクライナ侵攻による原材料高騰等の影響が懸念される。
機種別によると、プレス系機械は114.1億円と、前年同月比で28.3%増となり、大型・超大型プレスは大幅増、中型プレスで7.3%増、フォーミングも26.9%増となったが、小型プレス、油圧プレスは マイナスとなった。板金系機械は132.3億円で、前年同月比2.2倍となった。パンチングが2.1倍、プレスブレーキ58.0%増、レーザ・プラズマも3.1倍だった。
国内は132.1億円、前年同月比85.7%増となり、金属2.4倍、一般機械3.0倍、自動車も66.9%増、電気も37.2%増で、鉄鋼は4.2倍だった。
輸出は114.3億円、前年同月比46.3%増となり、北米向3.3倍、欧州向5.9倍、東南アジア向15.9%増となったが、中国向、韓国・台湾向はマイナスとなった。