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東急建設、フィリピンで地下鉄工事を約430億円で受注

 東急建設(東京都渋谷区)は5月16日、フィリピン共和国において、本邦ODAによる「Metro Manila Subway Project Contract Package 104:Two underground Stations(Ortigas North and Ortigas South) and Tunnels」をフィリピン運輸省(Department of Transportation Railway Sector)より受注、5月5日に首都マニラにおいて契約調印式を執り行ったと発表した。

 事業はインフラ整備計画「ビルド・ビルド・ビルド」のフラッグシップ事業案件であり、同国初の地下鉄となる。フェーズ1の北側CP101工区(地下総延長6.8km、4駅、車両基地1式)は先行開業区間として現在既に着工しており、今回は残区間(地下総延長20.7km、駅数11駅)、北はケソン市より南はニノイアキノ空港ターミナル3を結ぶ重要路線の内のCP104工区(Ortigas駅~Shaw駅)を約430億円(円換算額、予備費を含む)で受注した。

 マニラ首都圏における地下鉄整備を行う同事業は、増加する輸送需要への対応を図り、深刻な交通渋滞の緩和に資するとともに、大気汚染の抑制や気候変動緩和に寄与することが期待されている。

 東急建設は長期経営計画”To zero, from zero.”における国際事業戦略に基づき、国内での鉄道工事や東急沿線の都市開発で培ってきた東急建設の強みを生かし、東南・南アジアを中心とした国々へのODAによる鉄道・交通 インフラやTOD(公共交通指向型都市開発)への取組みを積極化し、建設事業拡大を目指していく。

<工事概要>
工事件名:マニラ首都圏地下鉄事業(フェーズ1)CP104工区
(案件名):Metro Manila Subway Project Contract Package 104:Two underground Stations(Ortigas North and Ortigas South) and Tunnels

発注者:フィリピン運輸省(Department of Transportation)
受注者:東急建設株式会社・飛島建設株式会社・メガワイド社共同企業体
予定工期:2022年7月1日~2028年1月20日(290週)
概要:地下トンネル工事延長約3.4km、地下2駅 土木・建築・設備工事一式

 ニュースリリース

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