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神戸製鋼、2021年度の建設機械(コベルコ建機)売上は11.5%増の3,716億円、22年度予想は5%増の3,900億円

 ㈱神戸製鋼所が5月11日に発表した2022年3月期(2021年度)連結業績によると、建設機械部門(コベルコ建機)の売上高は、前年度比11.5%増の3,716億円、経常利益は、為替相場がドル、ユーロに対して円安となった影響があるものの、販売構成の悪化や調達コストの増加などにより、前年度6億円減益(5.5%減)の120億円となった。

 油圧ショベルの販売台数は、インフラ投資が減退した中国で需要減が見られるものの、東南アジア、欧州を中心にインフラ投資の拡大を受けて需要が回復したことから、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた前年度を上回った。一方、クローラクレーンの販売台数は、エンジン認証問題の影響を受けた北米で減少したものの、インドや欧州の需要回復などにより前年度並となった。

■2022年度の見通し

 油圧ショベルの販売台数は、中国での需要が減少する一方、北米においてエンジン認証問題に対応した新モデルの日本からの生産・供給を再開することや、欧州の旺盛な需要などにより、2021年度を上回るものと想定している。クローラクレーンの販売台数は、日本を中心に需要が堅調に推移し、2021年度を上回るものと想定している。

 2022年度の売上高は、前年度比5%増の3,900億円、経常利益は、調達価格上昇分の販売価格への転嫁時期のずれなどにより、同50%減の60億円となる見通し。

 神戸製鋼所の2022年3月期決算短信

 2022年3月期決算説明資料

 

 

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