・ロボット向け減速機は高い需要が継続、油圧は中国向けが大幅減
■セグメント別概況
コンポーネントソリューション事業の受注高は、前年同期比2,332百万円(△5.7%)減少し38,666百万円となった。売上高は、同2,810百万円(△8.2%)減少し31,293百万円、営業利益は、同2,115百万円(△35.6%)減少し3,835百万円となった。
精密減速機は、産業用ロボットや工作機械向けが好調だったことに加え、半導体製造装置向けなどでも高い需要があったことから、売上高は前年同期比で増加となった。
建設機械向け油圧機器は、欧米や東南アジアでは好調だったものの、中国で需要が大幅に減少し、売上高は前年同期比で減少となった。
<トランスポートソリューション事業>
鉄道車両用機器は、MRO(Maintenance, Repair, Overhaul)が堅調に推移したものの、国内及び中国市場において新車向け需要が減少し、売上高は前年同期比で減少となった。
航空機器は民間航空機向けで緩やかな需要回復により、売上高は前年同期比で増加となった。
商用車用機器は、顧客の生産調整による減産の影響を受けたものの、東南アジア市場の回復により、売上高は前年同期並みとなった。
舶用機器は、造船・海運市場が堅調に推移し、売上高は前年同期並みとなった。
<アクセシビリティソリューション事業>
アクセシビリティソリューション事業の受注高は、前年同期比6,181百万円(31.6%)増加し25,740百万円となった。売上高は、同1,619百万円(8.1%)増加し21,536百万円、営業利益は、同690百万円(△23.2%)減少し2,280百万円となった。
自動ドア事業は、国内・海外ともに堅調に推移し、売上高は前年同期比で増加した。
<その他>
その他の受注高は、前年同期比18百万円(△0.3%)減少し5,450百万円となった。売上高は、同274百万円(△8.8%)減少し2,841百万円、営業損失は、75百万円(同△293百万円)となった。
包装機は、製品売上・MROともに電子部品等を中心に調達品遅れが発生したことにより、売上高は前年同期比で減少となった。
ナブテスコの2022年12月期第1四半期決算短信
第1四半期決算説明資料