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日本工作機械工業会、根拠に乏しい分析と「週刊エコノミスト」に抗議

 日本工作機械工業会は4月18日、掲載された記事内容について、根拠に乏しいとして、毎日新聞出版(東京都千代田区)が発行する「週刊 エコノミスト」編集長宛ての抗議文を発表した。以下、原文。

週刊エコノミスト 編集長 秋本裕子殿

 一般社団法人日本工作機械工業会 専務理事 柚原 一夫

 拝啓 益々ご盛栄のこととお慶び申し上げます。平素は当会の事業活動にご支援をいただき感謝申し上げます。

 さて、4月26日号の貴誌の77頁に記載されました工作機械販売額について、『成長期の3月に大幅な落ち込み』との見出しに加え、『AI「ゼノインデックス」社が予測す る工作機械販売額は、例年大きく伸びる3月が前年同期比でマイナス 20%の大幅減となる。』との記載は、予測としても根拠に乏しく実態とかけ離れた分析ではないかと考 えております。

 また、工作機械受注統計による年間ベースの数値によれば、ロシア向け受注の割合は直近でも 0.4%程度となっており、この数値のボリュームから見ても、工作機械全体の受注や販売額への影響は軽微であると思っております。

 以上のことから、AI分析とはいえ根拠に乏しい分析によって、工作機械業界各社の株価にも影響を与えかねない記事掲載を看過できないことから抗議の意思を伝えます。

 敬具

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