日揮ホールディングスは4月7日、米国現地法人であるJGCアメリカ社が米国の建設会社であるザックリーインダストリアル社と共同で、ルイジアナ州キャメロンで計画されているキャメロン LNGプラント拡張工事に関わる基本設計役務及び設計・調達・建設(EPC)に係る見積役務をキャメロンLNG社から受注したと発表した。
現在キャメロンLNG社は、米国ルイジアナ州キャメロンに年産約400万トンのLNGプラント3系列、計約1,200万トンのLNGプラントを操業しており、今回の案件は4系列目(年産最大約675万トン)を増設するもの。案件では、コンプレッサーの駆動にガスタービンではなく、電動モーターを活用する「E-Drive」の採用が検討されており、LNGプラントにおけるCO2排出の低減に寄与する計画。
世界的な低炭素・脱炭素化の動きが急速に進む中で、化石エネルギーの中でも環境負荷の少ないLNGは、エネルギートランジションが進んでいくうえで、非常に重要な役割を果たす。日揮グループは、これまでに世界の生産量の30%以上占めるLNGプラントの建設プロジェクトを手掛けており、現在は、LNGカナダおよびモザンビーク沿岸のFLNGの二件のEPCを遂行している。
LNG分野における世界有数のエンジニアリング企業として、引き続き積極的に営業活動を展開し、LNG及び「E-Drive」の需要拡大に貢献していく。