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DMG森精機、テクノロジーサイクル「マルチスレッディング 2.0」を販売開始

・ウォームギヤ加工を汎用機で実現

 DMG森精機は3月30日、テクノロジーサイクル マルチスレッディングのバージョンアップとなる 「マルチスレッディング 2.0」の販売を開始したと発表した。

 テクノロジーサイクルとは、①機械本体、②切削工具や周辺機器などのオープンイノベーション、③組込 ソフトウェア、④CELOS などの HMI(Human Machine Interface)を融合させたDMG森精機のソリューション。テクノロジーサイクルを用いることで、これまで専用機や専用プログラム、特殊な工具で行っていた加工・段取り・ 計測を、汎用的な工作機械や標準的な工具・治具などで、誰もが簡単かつ短時間で素早い立ち上げと高い品質 を実現することができる。

 近年、生産の自動化に伴い、工作機械やロボット、無人搬送機の需要が高まり、これらに使用される減速機の需要も拡大傾向にある。

 中でも、ウォーム減速機で使用されるウォームギヤを加工される顧客から、外径旋削工程とねじ切り工程を集約して、ウォームギヤを効率よく加工したいという要望がある。

 マルチスレッディングは、通常のねじ切りだけでなく、大型ねじや特殊ねじの加工プログラムを自動で生成し て、汎用機でねじ切りを行うことができるテクノロジーサイクルとして、2017 年の販売開始以来多くの顧客に使用されている。

 今回開発した「マルチスレッディング 2.0」は、従来のマルチスレッディングに ウォームギヤ加工のプログラミング機能を拡張したテクノロジーサイクル。CELOS 画面から対話形式の ガイダンスに沿ってタッチ入力するだけで、ウォームギヤ加工のプログラムを作成する事ができ、バリ取り工程の プログラミングも自動で行うことが可能。1 台の複合加工機やターニングセンタでウォームギヤ加工の 全工程を集約できるため、専用機は不要となり、例えばターニングセンタ(外径旋削)、歯車加工機(ギヤ加工) の 2 台の機械をターニングセンタ 1 台に集約することができる。また、工程集約することにより、機械の停止時間やワーク・工具の段取り替え回数を削減できるため、CO2 排出量の削減につながり、脱炭素社会の実現に も貢献する。

 詳細は、ニュースリリース

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