kikai-news.net

日揮、バングラデシュで経済特区のインフラ工事を受注

 日揮ホールディングスは3月24日、日揮グローバルが、住友商事バングラデシュ経済特区庁による合弁企業Bangladesh SEZ Ltd.から、同国ダッカ近郊で開発されているバングラデシュ経済特区におけるインフラ工事を受注したと発表した。

 バングラデシュ経済特区は、国際水準のインフラが整備されたバングラデシュ人民共和国初の大規模な経済特区として、現地企業のみならず、同国への進出を検討している日系企業などから注目を集めている。また、2022年は日本・バングラデシュ人民共和国交樹立50周年にあたる節目の年でもあることから、同経済特区では、日本政府の外国直接投資促進事業として円借款を活用した様々なインフラ開発が進行している。

 今回、日揮グローバルが受注したプロジェクトは、住友商事が中心となって推進する同経済特区の約80 ヘクタールの工区に、区画・道路・配電・上下水道・雨水排水路などを整備するもの。同プロジェクトは、日揮グループにとって初となるバングラデシュでのプロジェクト受注であり、今後、同案件を足掛かりにして同国におけるインフラプロジェクトの受注拡大を目指す。

 日揮グループは、長期経営ビジョン「2040年ビジョン」において、将来事業のひとつとして「産業・都市インフラ」分野への事業領域の拡大を目指している。今後、人口増加に伴って産業・都市インフラ需要が益々拡大していく東南・南アジア地域において、高いエンジニアリング力をベースとする提案力とプロジェクト遂行力を活かし、電気、水をはじめとするユーティリティなどのインフラ整備や、進出企業の新規工場建設や拡張のほか、工場や施設のグリーン化に資する再生可能エネルギー導入などを通じて、顧客の事業価値向上の支援を目指していく。

<プロジェクトの詳細>

契約先 :Bangladesh SEZ Ltd.
(出資比率 住友商事 76% バングラデシュ経済特区庁 24%)

建設地:バングラデシュ人民共和国 ダッカ管区 ナラヤンガンジ県 アライハザール
(首都ダッカから東に約20 km)

役務内容:工業団地のインフラ工事に係わる建設工事役務

契約形態:ランプサム契約

受注額:非公表

納期 :2022年末予定

 ニュースリリース

モバイルバージョンを終了