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大成建設と地中空間開発、シールドマシンのカッタービット交換ロボットを開発

・マシン内部から遠隔操作により短時間で安全にビット交換を実現

 大成建設地中空間開発は3月24日、シールドマシンの機械式ビット交換工法「THESEUS工法®」に改良を加え、マシン内部の可動式マンホールを介して遠隔操作により迅速かつ安全にカッタービットを交換できるロボットを共同開発したと発表した。同技術の適用により、従来の「THESEUS工法」よりもビット交換時間を4割短縮し、また、人力での交換作業が無くなることから、安全性が格段に向上する。

 2021年に開発した「THESEUS工法」は、シールドマシンの口径に関わらず、カッターヘッドに装着された先行ビットをマシン内部から何度でも交換できる工法。しかし、可動式マンホールの取付位置やマシン口径の大きさ、ビット配置などによっては、交換者が無理な体勢での作業を強いられ、手が届きにくい位置にあるビット交換に労力と時間を要していた。また、大口径マシンでは重く持ち運び困難な大型ビットを扱うため、交換時の作業効率低下や手指の挟まれ等の安全性にも課題があった。

 そこで、両社はカッタースポーク内に予め設置されたレール上を自走するロボットを開発し、遠隔操作によりビットを効率よく安全に交換できるよう改良を加え、このほど実大モデルを用いた実証実験を行い、ビット交換手順とその効果を確認した。

 詳細は、ニュースリリース

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