㈱タクマは3月18日、岡山市が発注するごみ処理施設のDBO事業を受注したと発表した。
■事業の概要
■事業におけるタクマの取り組み
同事業においてタクマは、長期間にわたる安全・安定的なごみ処理の継続はもちろん、エネルギー拠点として近隣の温水プールなどへ熱や電力を供給するほか、市街地に立地する特性から、防災拠点として最大200 名の受入が可能な避難スペースを確保するなど、地域の安心・安全な生活を支え、地域から親しまれる施設として建設・運営を行う。
高性能ストーカ炉やAI燃焼制御、高度排ガス処理、ごみクレーン自動運転などの最新技術や、Solution Labでの運転データの分析と改善提案により、多様なごみを安定的に燃焼させ、有害ガスの発生を抑えつつ安定的に除去する他、ごみのもつエネルギーを熱や電力として最大限活用することで、売電量の最大化、 CO2の削減を実現する。
■今後のタクマの取り組みについて
タクマは今後も、国内外の都市ごみ焼却施設で約370施設の建設実績と多数の運営実績を活かした、地域の安心・安全な生活や環境保全を実現する施設の建設・運営を通じて、ESG課題でも掲げる気候変動対策への貢献、資源・環境保全を図り、持続可能な社会の形成に貢献していく。
<事業の概要>
発注者:岡山市
受注者:代表企業 (株)タクマ
構成企業 (株)大建設計、(株)奥村組、(株)大本組、(株)タクマテクノス、内海プラント(株)、 (株)西日本アチューマットクリーン、(公財)岡山県環境保全事業団
事業名:岡山市可燃ごみ広域処理施設整備・運営事業
建設場所:岡山市南区豊成一丁目4番1号ほか
事業内容:既存施設の解体撤去工事、広域処理施設の設計・建設、20年間の運営業務、焼却残渣の運搬・資源化業務
<ごみ焼却施設概要>
処理能力:200t/日(100t/日×2炉)
処理方式:ストーカ式
発電出力:5,000kW
事業方式:DBO(Design:設計、Build:建設、Operate:運営)方式
契約金額:327億4,000万円(消費税抜き)
設計・建設期間:2022年4月~2027年3月
運営期間7 :2027年4月~2047年3月(20年間)