日立造船は3月15日、三菱マテリアルの九州工場(黒崎地区)にメタネーション試験装置を納入したと発表した。
日立造船は、1995年に東北大学と共同でメタネーションの実証試験を行い、世界に先駆けて高性能触媒の開発や実用化に向けた実証実験を行ってきた。日立造船では現在、0.1Nm3/hから数十Nm3/hまで、得意先のニーズに応じてメタネーション装置を提供している。
また、日立造船のPower to Gas(PtG)事業では、メタネーションの他に水素発生技術を取り組んでおり、21年4月には「PtG事業推進室」を発足し、11月には築港工場(大阪府大阪市)にPtG事業の研究開発・製造拠点「PtG SQUARE」の本格運用を開始するなどPtG事業を積極的に推進している。
日立造船は、PtG事業を通して今後も持続可能な社会の実現に貢献していく。