kikai-news.net

国際ロボット連盟(IFR)、日本は世界ナンバーワンのロボットメーカー

 IFR(International Federation of Robotics:国際ロボット連盟)2022年3月10日

 フランクフルト、東京、2022年3月10日、日本は世界一の産業用ロボットメーカーであり、世界の45%を供給しています。近年、同国のロボットサプライヤーは生産能力を大幅に増加させ、2020年には136,069台の産業用ロボットが出荷され、輸出比率は78%に上昇しました。2022年3月9日~12日、東京で開催された国際ロボット展(iREX)に先駆けて、国際ロボット連盟(IFR)が発表した結果です。

 国際ロボット連盟(IFR)のMilton Guerry(ミルトン・ゲリー)会長は次のように述べています。

 「日本の産業用ロボットの輸出は、過去5年間で平均して年間6%の割合で増加しました。同時に、ロボットの輸入は常に極めて低い。2020年には、日本の設備の2%しか輸入されませんでした。日本のロボット市場は中国に次いで世界第2位です。」

■中国における日本の成功

 日本のロボットエンジニアリングとオートメーション技術の輸出の36%は中国向けでした。他の国際的なロボットサプライヤーと同様に、日本のメーカーも中国の工場から直接中国市場にサービスを提供しています。これらの工場は、Covid-19パンデミックにより国際的なサプライチェーンが混乱した2020年に、世界最大の産業用ロボット市場で大きな利点であることが判明しました。日本のサプライヤーは、2020年第2四半期に始まり、下半期に勢いを増した中国の危機後のブームから包括的に恩恵を受けることができました。

■Covid-19パンデミックからのリバウンド

 市場シェアは22%で、米国はロボット工学と自動化技術の日本の輸出のための他のトップ市場です。両国は、米国と中国の両方が、Covid-19パンデミックからさらにリバウンドすると予想されています。国内市場とともに、主要な輸出先は日本のロボットの需要を確保

■「日常のロボット」 – iREX東京

 国際ロボット連盟のSusanne Bieller(スザンヌ・ビエラー)事務総長は次のように述べています。

 「日本はロボット化された国であり、日常生活にロボットを使用する世界的なフロントランナーです。今年の東京でのiREX展では、ロボットに繋がった、より親しみやすい社会への道を見据えていきます。iREXは、私たちが受け取る製品の品質と入手可能性の向上、二酸化炭素排出量の削減、健康の成果、高齢者のケアなど、ロボットが私たちの日常生活をどのように形作っているかを示します。」

 ダウンロード

 「日常のロボット」の背景情報については、こちらの情報ペーパーをダウンロードしてください。

■iREX国際ロボット展 東京ビッグサイト 東ホール – 2022年3月9日~12日

 1974年に初めて開催され、2年に1度開催され、今年で24回目を迎えます。2019年に開催された前回の展示会では、637の企業・団体の出展者が出展し、合計3060ブースが過去最大のブースを開催しました。海外からの出展者は、16カ国から95の企業と組織に成長しました。総来場者数は14万人を超え、世界最大級のロボット見本市として世界中から注目を集め、64カ国から約7,000人の海外からの来場者が出展しました。今年、フェアは初めてハイブリッド形式で開催されます。

 ニュースリリース

 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。

 

モバイルバージョンを終了