日本鍛圧機械工業会が3月8日に発表した2022年2月度の鍛圧機械受注総合計は、271.6億円と、前年同月比で39.3%増となり、2021年年初から引き続き14ヶ月連続プラスとなった。プレス系、板金系ともに国内外で好調だった。全世界的には、引き続き一部部品の品薄や物流関係の混乱という問題に加えて、ウクライナ問題が今後の経済動向への影響が懸念される。
機種別によると、プレス系機械は118.1億円と、前年同月比で68.0%増となり、小型プレス3.0倍、中型プレスが2.0倍で油圧プレスも5.2%増となったが、超大型プレスとフォーミングは若干の マイナスとなった。板金系機械は81.4億円で、前年同月比24.6%増となった。パンチングが13.7%増、プレスブレーキ27.8%増、レーザ・プラズマも37.2%増であった。
国内は104.7億円、前年同月比17.5%増で、金属92.4%増、一般機械39.3%増で、自動車、電気はマイナスとなった。
輸出は94.8億円、前年同月比2.0倍となり、中国向3.3倍、北米向66.6%増、欧州向2.9%増となったが、韓国・台湾向、東南アジア向はマイナスとなった。