・洋上風力発電所の円滑な建設と稼働率向上に寄与
・接舷支援・自動追従などの自動操船支援装置により、日本の厳しい潮流・波高条件下でも安定したアクセス性を実現
・防衛省・海上保安庁への計200台以上の装置納入実績と365日24時間のサポート体制で、船舶の安全稼働に貢献
三菱重工製ウォータージェット推進装置は、装置本体にステンレスを採用することで高い強度・耐食性を備えている。また、特殊軸流型インペラの採用により、ウォータージェット推進装置では難しいとされる低船速域での高い推進力とコンパクト性を実現している。
加えて、今回のCTV向けウォータージェット推進装置には接舷支援システム、自動追従システムといった独自開発の自動操船支援装置が搭載されており、日本の厳しい潮流・波高の海象条件下でも、操船技量に関わらず安定した洋上風車へのアクセスが可能。水中ロボットと連動した操船により、海中の風車設備点検作業の大幅な効率化も期待できる。初号機は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「風車運用・維持管理技術高度化研究開発」の一環として活用される予定。
三菱重工は今後も、ウォータージェット推進装置の開発を通じて大規模洋上風力発電所の円滑な建設と稼働率向上に寄与 するとともに、日本政府が掲げる2050年カーボンニュートラル社会の実現に向けて貢献していく。