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ニコン、協働ロボット用関節ユニットインテリジェントアクチュエータユニットの製品ラインナップを拡充

・ノウハウがなくても、自由かつ簡単にロボット設計が可能

・協働ロボット用関節ユニット インテリジェントアクチュエータユニット「C3 eMotion」の製品ラインナップを拡充

 ㈱ニコンは3月3日、モータ、減速機(※)、駆動回路、ブレーキ、エンコーダなどロボット関節に必要なパーツをパッケージ化した、インテリジェントアクチュエータユニット「C3 eMotion(シースリーエモーション)」のラインナップを拡充し、サイズやトルクなどが異なるIAU-30とIAU-300の2種を発売すると発表した。

 「C3 eMotion」は、協働ロボットの関節ユニットで、ロボットアームと組み合わせることにより、ロボットの設計ノウハウを持たないエンジニアの方でも自由かつ簡単にロボットシステムをつくることができる。また、汎用性が高く、ロボット関節のみならず、半導体製造装置や工作機械、計測器、搬送機器などの高い停止精度や加工精度等が必要とされるパーツに使用することも可能。

 また、「C3 eMotion」は、2つのエンコーダを組み込んだニコン独自の「ダブルエンコーダ構造」を採用した。外力を感知してロボットを安全に停止させることや、人がロボットを直接動かして動作を記憶させる「ダイレクトティーチング」など、さまざまな機能をロボットに盛り込むことができる。

 なお、同製品は、「2022 国際ロボット展」(2022年3月9日〜12日、於:東京ビッグサイト)に出展する。(出展ブース番号:東3ホールE3-30)

※動力を、歯車などを介して回転速度を減らしトルクを向上させて出力する装置のこと。減速比に比例したトルクを出力できる。

■発売概要

商品名:インテリジェントアクチュエータユニット「C3 eMotion」(IAU-30)/インテリジェントアクチュエータユニット「C3 eMotion」(IAU-300)

発売時期:2022年7月予定

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