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日立造船の子会社、ロンドンのごみ焼却発電プラント工事に主要機器を供給

 日立造船は2月17日、100%子会社で、ごみ焼却発電プラントの設計、建設、メンテナンスなどを手がけるHitachi Zosen Inova AG(スイス、以下、HZI)が、英国の建設会社であるAcciona Industrial UK Limitedが廃棄物処理機関のNorth London Waste Authorityより受注した英国ロンドン北部のごみ焼却発電プラント建設工事において、火格子やボイラーなどの主要機器の供給を行うと発表した。

 プロジェクトは、英国 ロンドン北部のエドモントンで1971年より稼働しているプラントの建替工事であり、HZIは火格子やボイラーなどの主要機器を供給する。稼働後は、年間最大70万トンの一般廃棄物が処理され、最大12万7,000世帯分にあたる電力・熱・温水が生成される予定。また、埋め立て処理と比較して21万5,000トンのCO2削減効果が見込まれている。

 日立造船グループは、国内外で約1,000件のごみ処理プラントを納めている。また、重要な市場と位置付けている英国とアイルランドでは、今回が17件目のプロジェクトとなります。日立造船グループは、今後もごみの衛生的な処理やクリーンエネルギー技術を通じて、国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)達成や循環型社会の実現に取り組んでいく。

<受注概要>
発注者:Acciona Industrial UK Limited
ごみ処理量:最大70万t/年(ストーカ式焼却炉)
建設地:英国 ロンドン・インフィールド自治区 エドモントン
完工:2026年9月

 ニュースリリース

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