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伊藤忠商事、伊藤忠マシンテクノスと伊藤忠システックを経営統合

 伊藤忠商事は2月7日、子会社である伊藤忠マシンテクノス(東京都千代田区)と伊藤忠システック(大阪府大阪市)が2022年4月1日付で統合すると発表した。存続会社及び社名は伊藤忠マシンテクノスとし、伊藤忠システックの業務は、新生伊藤忠マシンテクノスにて継続する。

 伊藤忠マシンテクノスは国内及び中国・アメリカ・メキシコの海外拠点及び伊藤忠グループネットワークを活用しながら、工作機械、食品・医薬品機械、製紙・プラスチック・電子半導体関連機械、環境・リサイクル関連機械等の販売及びプラント・エンジニアリングビジネスを展開している。また、伊藤忠システックは国内、中国・台湾・パキスタンの海外拠点及び伊藤忠グループネットワークを活用しながら、繊維機械、不織布機械、プラスチック・二次電池・電子半導体関連機械の販売及び保守・メンテナンス等の技術サービスを展開してきた。

 昨今、製造業ではSDGs・脱炭素、DX・IoT・省人化への関心の高まり等、ビジネス環境が大きく変容しており、顧客のニーズも細分化され、それに伴う課題への対応も急務になってきている。統合により、両社の経営資源を結集の上、ビジネス領域・対面業界を拡大させ、機械の販売、保守・メンテナンスのみならず、個々のニーズに合ったエンジニアリングに至るまで多様なサービスを提供し、多岐に亘る業界・顧客の課題解決を実現していく。

 新生伊藤忠マシンテクノスは、マーケットインの発想の下、多様化する社会・顧客ニーズに応えられるよう業界・組織の垣根を超えた取組に注力し、戦略的M&A等も視野に機能を拡充し、伊藤忠グループの中核事業会社として、一層の成長を図る。

 伊藤忠商事は、中期経営計画「Brand-new Deal 2023」の基本方針に『マーケットインによる事業変革』と『「SDGs」への貢献・取組強化』を掲げており、今回の統合はそれに合致するもの。顧客視点のソリューション提案及び環境・リサイクル分野取組強化等を推進する事で持続可能な社会の発展に貢献していく。

■会社概要

<伊藤忠マシンテクノス株式会社>

・本社所在地:東京都千代田区永田町2丁目14番2号(山王グランドビル3F、7F)

・設立年月日:1966年4月

・資本金:3億円

・従業員数:347人 (連結、2022年1月時点)

・売上高:314億円(21年3月期実績)

・事業内容:工作機械、食品・医薬品機械、製紙・プラスチック・電子半導体関連機械、環境・リサイクル関連機械等の販売及び保守、プラント・エンジニアリング サービス

・国内拠点:東京(本社)、大阪、名古屋、広島、北海道、福岡、熊本、静岡

・海外拠点:中国、アメリカ、メキシコ

<伊藤忠システック株式会社>

・本社所在地:大阪府大阪市中央区南本町3丁目6番14号(イトゥビル9F)

・設立年月日:1969年4月

・資本金:4.8億円

・従業員数:195人(連結、2022年1月時点)

・売上高:149億円(21年3月期実績)

・事業内容:繊維機械、不織布機械、プラスチック、二次電池・電子半導体分野における産業機械の販売・保守・技術サービス

・国内拠点:大阪(本社)、東京、名古屋、愛媛

・海外拠点:中国、台湾、パキスタン

 ニュースリリース

 

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