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三井化学、子会社サンレックス工業(四日市市)でメルトブローン不織布製造設備を増設

・産業材向けメルトブローン不織布の能力拡大

 三井化学(東京都港区)は2月8日、産業材料向け不織布需要の拡大に対応するため、100%子会社のサンレックス工業三重県四日市市)で、メルトブローン不織布製造設備を増設すると発表した。これにより、三井化学グループのメルトブローン不織布の生産能力は1.3倍となる。

 三井化学は、新たな長期計画VISION2030において、ライフ&ヘルスケアソリューション分野の中で、不織布事業を成長事業の一つと位置付けている。従来の紙おむつ等衛生材料向けに加え、産業材料向けに、油吸着材、自動車シート用構成材や土木資材(商品名:タフネル®)、フィルター用構成材やマスク用構成材(商品名:シンテックス®)等、高品質な不織布の供給に注力していく。特に、メルトブローン不織布の極細繊維銘柄「シンテックス® nano」は、より高機能な精密フィルター用途等への使用が見込まれている。

 三井化学は、今回の増設を含め、さらなる不織布事業の強化・拡大を図り、製品の安定供給を目指す。

<設備増設、及びサンレックス工業の概要>

対象製品:メルトブローン不織布(商品名:シンテックス® MB:画像)
会社名:サンレックス工業株式会社
所在地:三重県四日市市朝明町1番地
事業目的:不織布及び不織布関連製品の製造
設立:1986年
資本金:2億4,000万円(三井化学100%出資)
増設ライン:1ライン(1.3倍増能)
スケジュール:営業運転開始 2023年4月

 ニュースリリース

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