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椿本マシナリー、中国・ForwardX Roboticsと自律搬送ロボット(AMR)の販売パートナー契約を締結

 ㈱椿本マシナリー(大阪市西区、椿本チエインの100%子会社)は1月25日、倉庫や製造現場に特化した協働自律搬送ロボットを開発するForwardX Robotics(本社:中国 北京、以下、フォワードエックス)と、日本では初となる販売パートナー契約を締結、2月1日より、物流業界向けを中心に販売開始すると発表した。

 椿本マシナリーは、物流業界の複雑化・高度化する現場課題の解決に向けて、搬送ロボットをはじめ新技術を活用したソリューションを提供してきた。

 一方、フォワードエックスは、性能、価格競争力、市場対応力に優れたロボットソリューションを提供する中国のベンチャー企業で、米国でも10件以上の特許を有する技術集団。その主力商品であるピースピッキング、ケースピッキング向けAMR(Autonomous Mobile Robot:自律搬送ロボット)は、物流、自動車、家電業界など、日系企業を含む中国大手企業を中心に100社以上の納入実績がある。海外での納入実績も増えており、国内外においてその性能は高い評価を受けている。

 今回の販売パートナー契約締結により、椿本マシナリーのエンジニアリング力とフォワードエックスの優れた製品・開発力を融合。これまで以上に自動化率の高い提案や新たな仕組みを創出し、顧客の課題に応じた最適な物流システムを提供していく。

 なお、2月上旬より、椿本マシナリーラボ「KISAI BASE(※1)」において、同社のAMR Flex シリーズのデモ運転を開始予定。

  1. AMR (Autonomous Mobile Robot) とは  AMRとは、レーザーや画像認識技術により、周囲のモノや人物を検知し、目的の場所まで自律移動し、指定場所へモノを搬送する「自律搬送ロボット」の略称です。協働型ロボット、自律走行型ロボットなどとも呼ばれる。
  2. AMR Flexシリーズの特長

①省力化、人手不足対策に貢献。高度な画像認識技術により人と安全に協働できる。
②スモールスタート(規模・導入コスト)しやすく、既存設備への影響が少ないため、短期間での導入が可能です。その後の増設にもフレキシブルに対応できる。
③エリア限定することなく、自由なレイアウト設定が可能。

<ForwardX Roboticsの概要>
会社設立:2016年
従業員数:300人
CEO :Nicolas Chee(ニコラス・チー)
事業所:本社/北京、支社/上海・深圳、海外拠点/日本、アメリカ
事業内容:自律搬送ロボットの開発・販売・保守など、最先端のロボットソリューションを提供

Webサイト:https://jp.forwardx.com/

※1 KISAI BASE 詳細はこちら。所在地 :埼玉県加須市鴻茎32-1(株式会社流通サービス 騎西物流センターB棟4階内)

 ニュースリリース

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