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荏原環境プラント、「厚木愛甲環境施設組合ごみ中間処理施設整備運営事業」を受注

 荏原環境プラント(本社:東京都大田区)は12月21日、同社を代表企業とするグループとして、厚木愛甲環境施設組合(管理者:小林 常良厚木市長)から「厚木愛甲環境施設組合ごみ中間処理施設整備運営事業」を受注したと発表した。

 同事業は DBO(Design-Build-Operate)方式が採用されており、高効率ごみ発電施設や粗大ごみ処理施設等からなるごみ中間処理施設を建設し、完成後は、同社が設立する特別目的会社(株式会社あつぎあいこうEサービス 代表取締役 鈴木 浩之)により20年間の施設運営を行うもの。

 施設は、最新のごみ処理技術を取り入れ、処理能力に優れた施設であるとともに、法規制値よりも厳しい基準値をクリアする、周辺環境に配慮した施設となる。隣接して、大規模災害時に可燃性廃棄物の一時保管場所として使用する緑地を配置している。この緑地のエリアには芝生や水辺環境、遊具等を整備し、平常時に多目的な活用ができる憩いの場として住民に開放する。

 また、ごみを焼却処理する際に発生する熱を利用して発電を行い、得られた電力は施設内の動力として利用するとともに、余剰電力を売電する。さらに、余熱利用として、近接する厚木市ふれあいプラザに高温水を供給するほか、焼却残渣(焼却灰)は資源化することで、循環型社会の形成に貢献する。

 荏原環境プラントは、事業活動を通じて地域最適化された資源循環ソリューションを提供することにより、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献するとともに、企業として成長していくことを目標としている。

<事業概要>

事業名称:厚木愛甲環境施設組合ごみ中間処理施設整備運営事業

発注者:厚木愛甲環境施設組合(構成市町村:厚木市、愛川町、清川村)

 管理者 小林 常良

施設規模:焼却施設 226t/日(113t/日・炉×2炉)

 粗大ごみ処理施設 12t/日(5h)

余熱利用:発電、近接する余熱利用施設への供給

事業期間:設計・施工 2021年7月~2025年11月

 運営期間 2025年12月~2045年11月(20年間)

建設場所:神奈川県厚木市金田1610番地1ほか

 ニュースリリース

 

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