・アナログLSI及びトランジスタの生産能力強化を図る
ローム(本社:京都市)及びローム・ワコー(本社:岡山県)は12月14日、需要が拡大するアナログLSI及びトランジスタの生産能力強化を図るため、マレーシアの製造子会社であるROHM-Wako Electronics (Malaysia) Sdn. Bhd.(以下、RWEM)に新棟を建設すると発表した。
ロームグループでは、国内外の工場において、新棟建設のほか、製造装置の更新による生産能力の強化に継続して取り組んでいる。RWEMにおいても、2016年に新棟を建設し(2017年4月稼働)、ダイオードなどディスクリート製品の生産能力を増強してきた。
今回、旺盛な半導体需要に対応するため、生産能力強化を図るとともに、BCM(事業継続マネジメント)の観点からアナログLSI及びトランジスタ生産における多拠点化を推進するため、RWEMに新棟を建設するもの。これにより、RWEM全体の生産能力は、約1.5倍になる見込み。
新棟は、地上3階、延べ床面積:29,580㎡で、2022年1月に着工し、2023年8月に竣工する予定。
さまざまな省エネルギー技術を用いた設備を導入し、環境負荷軽減(従来比CO2 約15%削減見込)に努めるとともに、最新の各種災害対策を導入することにより事業継続体制の一層の強化を図っている。
ロームグループでは、今後も市場の状況をとらえながら、中期経営計画に基づいた生産能力の強化を進めるとともに多拠点生産体制や在庫管理、設備の防災化などを徹底し、顧客への安定供給に努めていく。
<RWEM新棟 概要>※すべて予定
構造:地上3階
建築面積:9,860㎡
延床面積:29,580㎡
着工:2022年1月
竣工:2023年8月