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新明和工業、(仮称)新ごみ処理施設整備・運営事業(マテリアルリサイクル推進施設)を受注

 新明和工業は12月8日、山辺・県北西部広域環境衛生組合(奈良県下)から「(仮称)新ごみ処理施設整備・運営事業(マテリアルリサイクル推進施設)」を受注したと発表した。

 同事業は、老朽化が進む既設工場の建て替えに伴い、一般廃棄物処理に要する負担の軽減、環境負荷の低減、ごみ資源エネルギーの活用といった観点から、大和高田市、天理市、山添村、三郷町、安堵町、川西町、三宅町、広陵町、上牧町および河合町の2市7町1村が共同でごみ処理の広域化を進めるもの。新明和工業は、同組合が新設するマテリアルリサイクル推進施設の設計・施工と、施設完成時から25年にわたる運営業務をDBO方式 ※により一括受託した。

 同施設を計画するにあたり、建物の外観や内観、イベントスペースに「繁栄」を意味する「市松模様」をデザインモチーフに取り入れた、開放的な空間を提案した。また、運営受託期間が長期にわたることから、地域交流イベントや学習施設としての機能を充実することで、周辺地域の皆さまとの共生や、環境教育の起点となる施設を実現するとともに、新明和工業のノウハウを生かした設備設置により、ごみ資源の有効活用(再資源化等)の促進も図ることとしている。

 これまで新明和工業は、「マテリアルリサイクル推進施設」「ごみ中継施設」を国内外に多数納入しており、その技術力と実績で高い評価を得ている。近年は施設運営事業の受託にも注力しており、受託施設においては見学者の受け入れなど、近隣地域における環境教育・啓発活動の役割も担っている。

 新明和工業は、これからも処理能力の高いリサイクル関連施設やごみ中継施設の提案・施工を通じて、廃棄物の有効活用によりSDGs(持続可能な開発目標)の達成と循環型社会の形成推進、効率的な運搬システムの実現に貢献していく。

※ DBO(Design Build Operate)方式: 公共が資金調達を負担し、設計・施工、運営を民間に一括して発注する方式

<受注概要 >
(山辺・県北西部広域環境組合 (仮称)新ごみ処理施設整備・運営事業)

事業名:(仮称)新ごみ処理施設整備・運営事業(マテリアルリサイクル推進施設)
発注者:山辺・県北西部広域環境衛生組合
建設場所:奈良県天理市櫟本町3246番1 外41筆
受注金額:11,375百万円 [税別:建設・運営含む]
事業方式:DBO方式 (設計・施工・施設運営一括発注)
竣工予定:2025年4月
運営期間:2025年5月~2050年4月
処理能力:23.5t / 日
処理対象物 :不燃ごみ・粗大ごみ、プラスチック製容器包装、ペットボトル、びん、缶、紙類、小型家電、有害ごみ
主要設備:受入設備、破砕設備、搬送設備、圧縮設備、搬出設備

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