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JFEエンジニアリング、国内最大級のバイオマス専焼発電所を受注

・10件目のFIT適用大型バイオマス発電所

 JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は12月7日、田原バイオマスパワー合同会社(神奈川県横浜市)が愛知県田原市で計画しているバイオマス専焼発電所のEPC(設計・調達・建設)を受注したと発表した。2022年6月に着工を予定し、2025年8月末の完工を目指す。

 今回受注したプラントは、JFEエンジニアリングが手掛ける112,000kWのCFBボイラ※1発電設備としては2件目で、化石燃料を使用しないバイオマス専焼発電所では国内最大級となる。またFIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)が適用される大型バイオマス発電所※1のEPCの受注はJFEエンジニアリングにとって10件目となる。

 JFEエンジニアリングは、バイオマス発電所に用いられるCFBボイラにおいて、フィンランドのバルメット社と提携し、高温・高圧の蒸気を生成できる同社のボイラ技術を適用することで、高い発電効率を実現している。このことは、同じ電力量を少ない燃料で発電できることにつながり、カーボンニュートラルに向け世界的に需要が高まっているバイオマス燃料の有効利用にも寄与する。

 JFEエンジニアリングは、再生可能エネルギーによる発電事業の推進のみならず、より高性能なプラントを提供することを通じて、カーボンニュートラルや持続可能な社会の実現に貢献していく。

※1 CFBボイラ:循環流動層(Circulating Fluidized Bed)ボイラ
※2 大型バイオマス発電所:ここでは50,000kW級以上とした

<プラントの概要>
所在地:愛知県田原市緑が浜二号2番52、53
発電出力:112,000kW
想定年間発電量:約7.7億kWh
燃料種別:木質ペレット
本工事着工予定:2022年6月
完工予定:2025年8月末

<田原バイオマスパワー合同会社の概要>

設立:2020年12月
本社所在地:神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目1番地
代表者:職務執行者 守吉 庸和(JFEエンジニアリング)
出資者:JFEエンジニアリング(40%)、中部電力(40%)、
東邦ガス(10%)、東京センチュリー(10%)

 ニュースリリース

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