kikai-news.net

安川電機、マシンコントローラMP3200用CPUユニット「CPU-203F」を販売開始

・MECHATROLINK-4に対応し業界最速コントローラで更なる高速化を実現

 ㈱安川電機は12月7日、 「CPU-203」を新世代の産業ネットワークで従来のMECHATROLINK-Ⅲと比べて伝送効率が4倍のMECHATROLINK-4に対応し、更なる高速化とオプションモジュール無しで制御軸数の多極化を実現した「CPU-203F」を販売開始したと発表した。

 安川電機は、半導体製造や電子部品組立てなどの製造工程における、顧客からの更なる生産性向上と生産コスト低減に向けた装置の高速化や高機能化のニーズに応えるため、マシンコントローラMP3200シリーズ用CPUユニットの最上位機種「CPU-203」を販売し、好評を得ている。

■製品化のねらい

 これまで顧客からの産業用機器の高速化の要望に対しては、サーボドライブ装置の高速・多軸同時制御を得意とするマシンコントローラMP3200シリーズ用CPUユニットとして2011年10月に「CPU-201」、2013年8月には「CPU-202」を市場投入してきた。
 さらに、近年は高速制御性能に加え、より多くの制御軸数や周辺機器を含めた高速データ通信への要望が高まっていることから、2021年5月にプログラム実行性能を向上させるとともにギガビットEthernetポートを複数標準装備した「CPU-203」を市場投入した。

 そして今回、「CPU-203」から新世代の産業ネットワークであるMECHATROLINK-4(100Mbps)に対応した「CPU-203F」を製品化した。これにより通信速度の更なる高速化に対応するとともに、オプションモジュール無しでの制御軸数の多局化を実現する。「CPU-203F」と同社のサーボドライブΣ-Xシリーズと組み合わせることで、顧客の装置性能を大きく向上させることが可能となる。

 詳細は、ニュースリリース

モバイルバージョンを終了