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TOTO、ベトナムに水栓金具の新工場建設

・グローバル市場の需要伸長に対応する安定供給体制を構築

 TOTOは12月1日、グループ会社であるTOTO VIETNAM CO., LTD.(本社:ベトナム社会主義共和国ハノイ市)が、ベトナム北部のビンフック省に取得した敷地に新たな水栓金具工場を建設すると発表した。工場は2022年1月着工、2024年3月稼働を予定している。

 水栓金具は、バスルーム※1空間に彩りや品格を与えるアイテムとして、高いデザイン性が求められる。TOTOは2017年よりデザイン性の高いグローバル統一モデルのラインアップを拡充しており、2021年には新たに自動水栓10シリーズが加わった。

 工場は、グローバル市場における更なる水栓金具の需要伸長にあわせ、高品質な水栓金具の安定供給体制を強化する新たな基幹拠点となる。最新鋭の水栓金具工場として、ビッグデータ活用による良品率の向上、設備の自動化・工程間の連動化により生産性向上を図る。

 さらに、太陽光発電や、廃熱を利用したインフラ設備導入などによりCO2排出量を削減することでカーボンニュートラル※2達成をめざす。また最新の排水処理設備によりめっき工程で使用する水をリサイクルし、環境負荷を最小限に抑える。

 TOTOは、「新共通価値創造戦略 TOTO WILL 2030」で目指す姿である「きれいで快適・健康な暮らしの実現」「社会・地球環境への貢献」へ向けて、TOTOならではの「サスティナブルプロダクツ※3」の生産・供給体制を強化し、世界中の顧客に確実に届けていく。

※1:海外で一般的な、トイレ、洗面、シャワー(+浴槽)の3つの水まわりが1つの空間に設置された部屋のこと
※2:クレジット購入によるカーボンオフセットを併用する

※3:TOTOは、「きれいと快適」と「環境」の両立を実現した商品を「サスティナブルプロダクツ」と定義し、2030年度に「サスティナブルプロダクツ」の商品構成比78%(2020年度69%)をめざしている。

<TOTOベトナム水栓金具工場>
生產品目:水栓金具(洗面用・浴槽用の手動水栓、自動水栓など)
投資金額:約100億円
生產能力:約120万個/年
住所:Thien Ke Commune, Binh Xuyen District, Vinh Phuc Province, Vietnam
敷地面積:約10万m2
建築概要:建築面積:約2.8万m2| 延床面積:約3.8万m2| 2階建 鉄骨造
着工:2022年1月
稼働予定:2024年3月

ニュースリリース

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