・新しいデジタルマイニングテクノロジー部門を立ち上げ
Sandvik AB （サンドビック）：Stockholm、2021年12月2日
Sandvikは、オーストラリアを拠点とする鉱山計画ソフトウェアの大手かつ最も急成長している主要プロバイダーであるDeswik （デスウィク）を買収する契約に署名しました。Deswikは、Sandvik Mining and Rock Solutions（サンドビックマイニングおよびロックソリューション）の事業領域内に新たに設立された部門division Digital Mining Technologies（デジタルマイニングテクノロジー）の一部となります。
Sandvikは、Deswikを買収することで、鉱山計画段階全体でデジタル化をサポートする統合ソフトウェアプラットフォームのトップクラスのサプライヤーを獲得しました。Deswikは高品質の顧客基盤を持っており、その強力な収益性の高い成長と低い顧客離れは、ソフトウェアとデジタル化におけるサンドビックの存在感をさらに高め、成長を加速するのに役立ちます。
Sandvikの社長兼CEOであるStefan Widing（ステファン・ワイディング）は次のように述べています。
「私たちは成長戦略への移行を継続し、顧客のバリューチェーンの生産性を向上させるデジタルソリューションで提供を拡大し続けることを非常に嬉しく思います。鉱山の計画と運用管理は重要な成長の機会であり、この補完的な買収と新しいデジタルマイニングテクノロジー部門は、デジタルサービスを強化し、より包括的なテクノロジースイートを顧客に提供できるようにします。」
Deswikは、Sandvik Mining and Rock Solutionsの製品のバリューチェーンギャップを埋め、上流のマイニングカバレッジを拡大し、たとえば、鉱山計画段階での電化の組み込みなど、エンドツーエンドの最適化ソリューションの機会を可能にします。 そのコアソフトウェアスイートには、コンピューター支援の3D鉱山設計、スケジューリング、運用計画、マイニングデータ管理、および地質図が含まれます。 Deswikは、鉱山計画、スコーピング、ソフトウェア実装、トレーニングサポートなど、さまざまなコンサルティングサービスも提供しています。
Sandvik Mining and Rock Solutionsの社長であるHenrik Ager（ヘンリック・エイガー）は次のように述べています。
「Deswikの他に類を見ないソフトウェアスイートとSandvikのデジタルおよび自動化製品を組み合わせることで、鉱業向けのデジタルソリューションにおける明確な世界的リーダーが生まれます。鉱山の計画とスケジューリングにおけるDescwikのスキルと、設備および自動化の専門知識を組み合わせることで、お客様の鉱山のバリューチェーンを最適化するための新しい機会が開かれます。」
Deswikは、電化、自動化、デジタル化、およびエンドにおける地下の持続可能性および生産性ソリューションの業界開発をリードするSandvik Mining and Rock Solutionsの戦略的優先事項の実行を加速するために設立された、新しく作成された部門デジタルマイニングテクノロジーの3つの基礎の1つ-エンドツーエンドの最適化を形成します。新しい部門には、Sandvik Mining and Rock Solutionsの自動化ソリューションと、ニュートラックスのテレメトリおよび衝突回避ソリューションも含まれています。
2008年に設立され、Brisbane（ブリスベン）に本社を置く個人所有のDeswikは、約300人の従業員を擁し、10か国に14のオフィスを運営しています。同社は、大きく成長しているマイニングソフトウェア市場において、過去10年間で力強く収益性の高い成長を示してきました。
2021年10月期のDeswikの収益は、7,900万豪ドル（約63億円、80円換算）で、そのうち経常収益のシェアは約45％、EBITAマージンは約30％でした。1株当たり利益への影響（企業結合による現金以外の償却効果を除く）は増加します。両当事者は、購入価格を開示しないことに同意しました。
取引は、関連する規制当局の承認を条件として、2022年第1四半期中に完了する予定です。
Sandvikは、合計で約SEK 5,000万（約6.3億円、約12.5円換算）の取引コストが、第4四半期のSandvik Mining and Rock Solutionsに影響を与えると見積もっています。
ニュースリリース
＊リリース内容から「ですます調」で表記しています。