コベルコ建機が推進する「働く人を中心とした、建設現場のテレワークシステム」K-DIVE CONCEPTとNECが提供する「重機遠隔操縦サービス」を相互連携することにより、最新鋭の遠隔操作システムと高度な無線ネットワーク技術が融合し、より高度で安定した建設機械の遠隔操作の実現が可能となる。
NECは、建設機械の操縦者が長時間にわたって安定した遠隔操作を行うことができる「重機遠隔操縦サービス」を提供している。同サービスは、適応遠隔制御技術によって、建設機械の遠隔操作において最も重要となる無線環境下での安定的な映像配信とスムーズな遠隔操作を可能にする。NECは「誰もが快適に働ける現場」の実現に向けて「重機遠隔操縦サービス」のみならず、NECのAIや通信の技術などと他社のサービスや技術とのさらなる連携も進めていく。
両社は、協定に基づく取り組みの第一弾として、コベルコ建機五日市工場(広島)に設置したK-DIVE CONCEPTのコックピットとNEC我孫子事業場(千葉)の実証フィールドにある油圧ショベルを、NECの「重機遠隔操縦サービス」を用いて接続し、安定した映像配信とスムーズな作業操作が可能か検証する実証実験を実施した。
結果として、両社のシステムを連携した場合でも、お互いのシステムの性能(通信状況、作業性等)を損なうことなく遠隔操作が可能であることを実証できたとともに、より多くの顧客に遠隔操作が可能な環境の提供に向けて大きく前進した。
コベルコ建機とNECは今後も、建設機械の遠隔操作の普及に向け、顧客にとってより使いやすく、利用価値の高い製品の開発に向けて相互に協力していく。
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