Caterpillar （キャタピラー）：2021年11月22日
イリノイ州ディアフィールド･･･ Caterpillar Inc.は本日、Microsoft（マイクロソフト）およびBallard Power Systems（バラードパワーシステムズ）とのコラボレーションによる3年間のプロジェクトを発表し、Microsoftデータセンターの信頼性が高く持続可能なバックアップ電力を生成する大型水素燃料電池を組み込んだ電力システムを実証しました。このプロジェクトは、H2 @ Scaleイニシアチブの下で米国エネルギー省（DOE：U.S. Department of Energy）によってサポートされ、部分的に資金提供されており、国立再生可能エネルギー研究所（NREL：National Renewable Energy Lab）によって支援されています。
キャタピラーの電力部門のバイスプレジデントであるJason Kaiser（ジェイソン・カイザー）は次のように述べています。
「Caterpillarでは、気候関連の目標を達成しながら、信頼性が高く、回復力があり、経済的な電力ソリューションでお客様をサポートすることに重点を置いています。この水素燃料電池のデモンストレーションプロジェクトにより、業界のリーダーと協力して、お客様の事業をより持続可能なものにすることをサポートする、商業的に実行可能な電力ソリューションに向けて大きな一歩を踏み出すことができます。」
Caterpillarは、システム全体の統合、パワーエレクトロニクス、および低炭素強度の水素を燃料とする電力ソリューションの中心構造を形成する制御を提供します。Microsoftは、ワシントン州クインシーの企業データセンターで実証プロジェクトを実施し、バラードは、高度な水素燃料電池モジュールを供給します。国立再生可能エネルギー研究所は、安全性、技術経済学、温室効果ガス（GHG）の影響に関する分析を行います。
Microsoftのクラウド運用及びイノベーションの上級開発担当副社長であるChristian Belady（クリスチャン・ベラディ）氏は次のように述べています。
「私たちは、2030年までにカーボンネガティブになるというコミットメントに向けたさまざまなアプローチの1つとして、水素燃料電池の研究と高度な開発に投資し続けています。Caterpillarによるこの最新のプロジェクトは、大規模なデータセンターのバックアップ電源に水素燃料電池を活用する方法についての貴重な洞察を提供します。」
高度な電力技術のCaterpillarエキスパート、制御とシステム統合は、データセンター設計のマイクロソフト専門家および燃料電池設計のバラード専門家と協力して、現在のディーゼルエンジンシステムによって設定された期待を満たすか超える1.5MWのバックアップ電力供給および制御システムを実証しています。
Ballardの社長兼CEOであるRandy Mac Ewen（ランディ・マック・エウェン）は次のように述べています。
「この重要なデモンストレーションプロジェクトで、グローバルな業界リーダーの補完的なチームと協力できることを嬉しく思います。このプロジェクトの結果は、数メガワットのデータセンターを拡張してサービスを提供する燃料電池システムの機能に関する重要な洞察を提供します。 このプロジェクトでは、コストとパフォーマンスの観点から、低炭素強度の水素を動力源とする燃料電池システムの拡張性についても調査します。」
Caterpillarは、DOEと協力して、20年以上にわたって研究、開発、およびデモンストレーションプロジェクトに取り組んできました。
■Caterpillar（キャタピラー）について
Caterpillar Inc.は、2020年の売上収益が417億ドルで、建設および鉱山機械、ディーゼルおよび天然ガスエンジン、産業用ガスタービン、ディーゼル電気機関車の世界有数のメーカーです。1925年以来、私たちは持続可能な進歩を推進し、革新的な製品とサービスを通じてお客様がより良い世界を構築できるよう支援してきました。製品ライフサイクル全体を通じて、最先端のテクノロジーと数十年にわたる製品の専門知識に基づいて構築されたサービスを提供します。これらの製品とサービスは、当社のグローバルディーラーネットワークに支えられており、お客様の成功を支援するための並外れた価値を提供します。 当社はすべての大陸で事業を行っており、主に建設業、資源産業、エネルギー・運輸の3つの主要セグメントを通じて事業を展開し、金融商品セグメントを通じて金融および関連サービスを提供しています。
＊リリース内容から「ですます調」で表記しています。