・地球温暖化対策、工場のボイラ蒸気を化石燃料から電化に置き換えてCO2排出ゼロへ
・『工場排熱利用と熱の再利用によるオール電化システム』を発明
木村化工機は11月17日、電化によるCO2排出ゼロ工場への変革をテーマに『工場排熱利用と熱の再利用によるオール電化システム』を発明したと発表した。
化学工場や食品工場などの製造工程で用いられる大量の加熱エネルギーは、排熱として大気に放出されていることが多く、加熱に用いられるボイラ蒸気を発生させる過程では、CO2が排出されている。
木村化工機は、システムのフローとシミュレーションプログラムを開発し、特許を出願した。同システムは、これまでヒートポンプの採用が困難とされていた不連続でエネルギーの需給がランダムとなるケースにおいて、効率よく熱を回収することが可能。地球温暖化対策の観点から化石燃料由来のボイラ蒸気をゼロにして、原子力又は再生可能エネルギー由来の電力に置き換えることによりCO2排出ゼロが達成できると考えている。システムは、長年木村化工機が蒸発・蒸留装置の省エネ化で培ったノウハウを最大限発揮できるような構成となっている。
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