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テクノフレックス、千葉工場の拡張を検討、グループ全体の事業拠点目指す

 テクノフレックス(本社:東京都台東区)は11 月 12 日、千葉工場の拡張計画について検討を開始したと発表した。

 千葉工場は、1984 年に千葉県船橋市に建設され、テクノフレックスの主要なマーケットである都心部に近く、また、流通面で利便性の高い港にも近いという、優れた立地を活かして発展してきた。この優れた立地を 有効活用するため、隣地取得による工場の拡張を重ね、現在では、総面積約 13,000 m²の敷地に、工場、大型倉庫、配送センターなどを有し、製造と物流の両面で、テクノフレックスの中心的な役割を担っ ている。

 しかし、千葉工場の主要施設は、建設から 40 年近く経過しており、老朽化対策が必要な時期を 迎えている。また、成長市場への対応と、グループ間のシナジーを活かした将来の事業拡大を見据え た場合に、工場の更なる拡張と、自動化等の効率化が、必要となっている。

 そのため、千葉工場の一部施設の建替えによる工場拡張計画について調査を行ってきたが、 今回、具体的な検討を開始することにした。

計画の概要(現時点)

 優れた立地を更に有効活用するため、老朽化の進む一部の平屋建ての工場棟および隣接する建物を解体した敷地に、地上6階建て延床面積約 17,000 m²、従業員約 100 名規模の新工場を建設し、 敷地を立体的に活用することで工場を拡張する計画。

 新工場には、継手製品の製造工場および流通センターに加え、グループ会社の㈱TF エンジニア リングが担う配管のプレハブ加工工場や、㈱スペー スケアが担う介護用マットレスの洗浄施設等の増設も検討する。新工場がグループ全体の中心的な事業拠点としての効果を発揮することを 目指していく。

製造工場:主力製品のフレキシブル継手や、成長事業である真空機器の製造を強化する。ロボットを導入し、自動化による製造効率の向上を進めるとともに、 新たな非溶接構造製品の開発を進める。脱炭素に取り組み、持続可能な社会 に相応しい工場を目指していく。

流通センター:近接する都心部への納期短縮に、効果を発揮する。流通面の効率化と、顧客満足度の向上につき検討していく。

配管加工工場:工事現場で職人が行う配管の切断や穴あけ等の加工を職人の代わりに自動で ロボットが行うプレハブ加工の工場で、TF エンジニアリングの事業。 職人不足の進行による需要拡大が見込まれる。

介護用マットレス洗浄施設:専用の施設でなければ難しい介護用マットレスの洗浄を工場で行うスペース ケアの事業。介護需要の高まりに応じて、設備を増強する。

製品試験センター:消火設備の評価に必要な耐火試験等を行う、試験センターを設置する。

その他の事業:新工場は、他のグループ会社の事業においても活用を検討し、テクノフレックスグループ 全体の中心的な事業拠点とする計画。グループ各社の人材と技術の交流に よって、グループ間のシナジーが生まれる場所にしたいと考えている

<工事の概要>

所在地: 千葉県船橋市潮見町34-3、他

総敷地面積: 約 13,000 m²※敷地内の一部の建物を建替え予定

建物計画(予定) : 鉄骨造、地上6階建て、延床面積約 17,000 m²※既存建物を含む全体の総延床面積は約 27,000 m²を予定

総投資額(予定) : 未定(計画により変動)

資金(予定) : 現金および借入金にて検討中

工期:未定

設計: 株式会社 JFE 設計

 ニュースリリース

 

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