4~9月期は、新型コロナウイルスワクチン接種の進展に伴い、各国で経済活動の再開が進み、製造業全般で設備投資意欲が回復したが、変異株による感染再拡大、半導体供給不足、原材料価格の高騰、物流の停滞、中国における電力不足など、先行きの不透明な状況は継続している。
このような環境において、SMCグループは、一部で部品供給の停滞による生産影響を受けたものの、持続可能なBCP(事業継続計画)を推進し、供給能力の維持・拡大に努めた。また、省エネルギー性能に優れ、小型・軽量化を進めた新製品の開発、グローバル連携による積極的な販売活動の推進などの課題に引続き取り組んだ。
■2022年3月期の見通し
2022年3月期通期の業績予想については、半導体関連向けを中心に、需要が想定を上回るペースで増加していることから、以下のとおり修正した。
売上高7,000億円(前年同期比26.8%増、前回予想6,800億円)、営業利益2,180億円(同42.2%増、同2,000億円)、経常利益2,280億円(同32.7%増、同2,100億円)、親会社株主に帰属の当期純利益1,630億円(同33.8%増、同1,500億円)。
なお、新たな業績予想の前提とした通期の平均為替レートは、1米ドル=109円、1ユーロ=130円、1人民元=17円で、変更していない。