・サーキュラー・エコノミー(資源循環型経済)の実現に貢献
今回再生した油圧ショベルは、保証付中古車「PREMIUM USED*」として15日より、日立建機グループの国内事業を担う日立建機日本を通じて、日本国内向けに販売する。
日立建機は、長年にわたり、使用済み純正部品を再生して市場に供給してきたが、車体全体を再生する取り組みは今回が初めて。
PREMIUM USED*:日立建機グループと正規新車代理店が定める点検や整備の基準を満たした上で、保証を付けて提供する中古車。
近年、資源循環を経済成長につなげる「サーキュラー・エコノミー(資源循環型経済)」の実現に向けた取り組みが加速している。
日立建機グループでは、開発・生産段階での廃棄物削減をはじめ、部品再生やレンタル、中古車の販売、サービスなどを通じて、Reduce(リデュース:廃棄物の発生抑制)、Reuse(リユース:再使用)、Recycle(リサイクル:資源の再生利用)、Renewable(リニューアブル:再生可能資源の利用)の4つの分野で資源循環に取り組んでいる。部品再生事業は、顧客の使用済み純正部品を修理や定期交換時に回収して分解・整備した後、新品同等の機能保証付きの再生部品として提供する事業。1970年から国内の各サービス拠点で部品再生を始めて以来、長年にわたり独自の再生技術を蓄積し、2021年4月には、再生事業部を設立して推進体制を強化している。
日立建機グループは、これからも、部品再生事業をはじめとするバリューチェーン事業の強化を進め、環境負荷低減とサーキュラー・エコノミーの実現に向けた取り組みを通じ、社会課題の解決に貢献していく。
画像:上・再生後の水没した油圧ショベルZX200-3、下・再生前と再生後の比較