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キッツ、半導体分野への投資を決定、キッツエスシーティーの新田SC工場に新工場棟を建設

 ㈱キッツは11月10日、グループのさらなる成長を目指し、拡大する半導体分野への投資を決定したと発表した。100%子会社で、半導体・FPD 製造プロセス用バルブ及び継手の製造・販売を行う㈱キッツエスシーティーの基幹工場である新田SC工場(群馬県太田市)に、新工場棟の建設及び生産設備への投資を行う。総投資額は生産設備への投資を含めて約32億円。

新工場建設の背景

 キッツエスシーティーは、「Total Clean」をキーワードに、供給系から排気系までの幅広い分野にクリーンで高品質のバルブ・継手を提供している。2021年8月、SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)は、拡大する半導体需要を受けて2021年のWFE(Wafer Fab Equipment)販売高予測を+43.9%の914億ドル、2022年を+7.7%の984億ドルに上方修正した。2030年の半導体需要は2020年比で2.5倍の予測となっており、キッツエスシーティーにおいても半導体市場の成長に合わせた生産体制の拡充が急務となっている。現在の新田SC工場の建屋に増産のためのスペースはなく、また、売上の拡大には新商品開発の開発評価スペースの拡充も同時に行うことが必要となることから、今回、新工場棟を建設し、自動化生産設備を配備することにより生産能力の増強を図るとともに、新工場棟内に新商品開発評価エリアを拡大し、新商品の市場投入の迅速化を目指すもの。

<新工場の概要>

所在地:群馬県太田市新田嘉祢町150-2 (新田SC工場 敷地内)

生産品目:半導体・FPD製造プロセス用バルブ及び継手

延床面積:10,500平方メートル

建屋概要:鉄骨造 地上3階建て

稼働開始時期:2023年1月(予定)

総投資額:約32億円(生産設備への投資を含む

<新田SC工場の概要>

所在地:群馬県太田市新田嘉祢町150-2

生産品目:半導体・FPD製造プロセス用バルブ及び継手

工場敷地:約36,000㎡

延床面積:約11,000㎡

主要設備:バルブ・継手加工用工作機械、内面研磨設備、Heリーク試験機、3次元測定器他検査設備、クリーンルーム、洗浄装置 、超純水設備、高純度ガス精製設備、配管溶接・溶着加工機ほか

<会社概要>

商号:株式会社キッツエスシーティー

本社所在地:東京都大田区大森北1-5-1

設立:1982(昭和57)年5月

資本金:3億円

代表者:代表取締役社長 笠原 光夫

従業員数:332名(2021年10月末現在)

事業概要:半導体製造装置及び周辺機器用配管部材、ガスパネル、ユニット類の開発製造・販売/各種超高純度流体用配管部材及びユニット類の開発製造・販売

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