Meiji Seika ファルマ(本社:東京都中央区)は11月8日、連結子会社メドライク Ltd.(本社:インド・バンガロール市)傘下のアドコック・イングラムLtd..(本社:バンガロール市)における医薬品製造受託(CMO)事業の生産能力増強を目的として、バンガロール市に新たな製造棟を建設すると発表した。
アドコック・イングラム Ltd.は、医薬品の受託製造を目的にメドライク Ltd.と南アフリカの アドコック・イングラム・ホールディングス Ltd.との合弁会社として 2007年に設立され、南アフリカ、ヨーロッパおよびオセアニア向けの医薬品を製造している。新製造棟では、アドコック・イングラム・ブループからの受託による医薬品製造を行うことに加え、他社向けの製造も行う。なお、新製造棟はアドコック・イングラム Ltd.の 100% 子会社に帰属し、2023 年 3 月からの稼働を計画している。
明治グループの医薬品セグメントは、「2023 中期経営計画」の事業戦略の一つとして 「CMO/CDMO の強化」を掲げている。今後も日本国内と海外の生産拠点の最適化や生産 体制の増強に取り組み、信頼性の高い医薬品を安定的に供給するための体制を確立し、世界 の人々の医薬品アクセスの向上に貢献していく。
<新製造棟の概要>
所在地:41/42ボマサンドラ・インダストリアルエリア、アネカル・タルク、バンガロール560099、インド
敷地面積:約8,000㎡
延床面積:約7,878㎡
建設費用:約22.1億円
生産能力(年間):錠剤・750百万錠、サシェ剤・75百万包 ボトル、4百万本
生産開始:2023年3月
■アドコック・イングラム・ホールディングス Ltd.について
アドコック・イングラム・ホールディングス Ltd.は、1891 年に設立された南アフリカの大 手医薬品メーカー。幅広いヘルスケア製品の製造・販売・流通を行っており、プライベート医療および公的医療向け医薬品市場のリーディング・カンパニー。