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建設機械出荷、2021年9月は29.0%増の2,545億円、11カ月連続の増加

 日本建設機械工業会が10月28日に発表した2021年9月の建設機械出荷金額によると、内需は3.0%減少の1,022億円、外需は65.7%増加の1,523億円となった。その結果、内需は2カ月ぶりの減少、外需は11カ月連続の増加となった。総合計では29.0%増加の2,545億円となり、11カ月連続の増加となった。

■内需は3.0%減の1,022億円、2カ月振りの減少

 内需について機種別に見ると、トラクタ3.6%増加の101億円、コンクリート機械0.5%増加の44億円、油圧ブレーカ圧砕機17.4%増加の23億円の3機種と補給部品9.7%増加の112億円が増加したものの、他6機種が減少し、内需全体では3.0%の減少となった。

■外需は65.7%増の1,523億円、11カ月連続の増加

 外需について機種別に見ると、トラクタ121.3%増加の177億円、油圧ショベル55.4%増加の578億円、ミニショベル25.6%増加の231億円、建設用クレーン25.9%増加の58億円、道路機械87.1%増加の28億円、油圧ブレーカ・圧砕機69.9%増加の8億円、その他建設機械147.8%増加の227億円の7機種と補給部品79.7%増加の215億円が増加した。

 地域別に見ると、欧州が12カ月連続で増加、北米が9カ月連続で増加、アジアが7カ月連続で増加するなど全9地域中7地域で増加し、外需全体では65.7%の増加となった。

■9月の油圧ショベル国内出荷台数は6.8%減の3,004台

 また、9月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ1,054台(前年同月比0.7%減少)、油圧ショベル3,004台(6.8%減少)、ミニショベル3,080台(同0.9%増加)、クローラクレーン49台(同5.8%減少)、ラフテレーンクレーン180台(同11.8%増加)、アスファルトフィニッシャ44台(同:7.3%増加)――となった。

 4~9月(上期)では、ホイールローダ4,497台(前年同期比26.2%増加)、油圧ショベル11,795台(同0.3%減少)、ミニショベル12,972台(同1.6%減少)、クローラクレーン179台(同7.7%減少)、ラフテレーンクレーン628台(5.5%増加)、アスファルトフィニッシャ252台(同8.2%増加)。

 そのほか、四半期単位統計機種の4~9月(上期)実績は、トラック搭載クレーン6,701台(同8.1%増)、高所作業車4,712台(同12.1%減少)――などとなった。

 2021年9月度建設機械出荷金額(ニュースリリース)

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