・ECOARC™シリーズ最新モデル初号機
スチールプランテック(本社:横浜市港北区)は10月7日、中部鋼鈑(本社:愛知県名古屋市)が、今年4月に開発した環境対応型高効率アーク式電気炉「ECOARC-FIT™」(エコアークフィット)初号機の導入を決定し、2021年10月6日にスチールプランテックで両社長出席の元、会見が行われたと発表した。
中部鋼鈑は、今年度よりスタートした中期経営計画において「循環型社会への貢献(スクラップリサイクル)」を基本方針のひとつに掲げており、都市型製鉄所に相応しい環境に調和した電気炉建設の検討を進めていた。
「ECOARC-FIT™」は世界最高峰の電力原単位削減効果をもつ「ECOARC™」の性能を維持しつつ、既設電気炉の改造を前提に汎用性を高めたもの。導入にあたっては「ECOARC-FIT™」の優れた省エネルギー性、環境対応能力、生産性向上が評価された。今後は2023年秋の稼働を目指し納入を進める。
「ECOARC™」シリーズは2021年5月に資源エネルギー省の「先進的省エネルギー投資促進支援事業費補助金」の「先進設備・システム」に採択されている。世界中で脱炭素化への動きが加速し電気炉への需要拡大が見込まれる中、スチールプランテックは「ECOARC™」シリーズの拡販を通じ、カーボンニュートラルへの貢献を進めていく。
スチールプランテックが独自に開発した「ECOARC™」は、革新的な技術を随所に採用した環境対応型高効率アーク炉。金属材料を溶解する際に発生する白煙や悪臭を解消する高度なスクラップ予熱技術を備えるなど、将来的な環境負荷にも対応している。さらに、従来の電気炉よりも高い生産性を実現する溶解技術も備えている。
■環境対応型高効率のアーク炉(ECOARC™)
スチールプランテックが独自に開発した「ECOARC™」は、革新的な技術を随所に採用した環境対応型高効率アーク炉。金属材料を溶解する際に発生する白煙や悪臭を解消する高度なスクラップ予熱技術を備えるなど、将来的な環境負荷にも対応している。さらに、従来の電気炉よりも高い生産性を実現する溶解技術も備えている。