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アマダマシナリー、デジタルプロファイル研削盤「DPG-150」を発売

・業界初 デジタルプロジェクターを搭載 高精度な自動計測・補正加工が可能

 ㈱アマダマシナリー(本社:神奈川県伊勢原市)は9月21日、10 月20 日よりデジタルプロファイル研削盤「DPG-150」の販売を開始すると発表した。

 「DPG-150」は、熟練の技術を要するプロファイル研削加工をデジタル化により誰でも使いやすく進化させた画期的なマシン。プロファイル研削盤は、研削加工の中でも特に高い精度を要求される際に用いられるマシンで、精度計測や補正加工をすべて作業者の目による判断で行っている。

 同マシンは、特許出願済の独自の撮像技術を活用したデジタルプロジェクターを業界で初めて搭載した。加えて、業界初の汎用デジタル計測機能や自動計測・補正加工機能により、経験の浅い作業者でも高精度加工が可能となり、技能育成期間の大幅な短縮を見込める。

 また、ATC/AWC(自動工具交換・被加工物交換)ロボットを装着すれば作業者が不在の時でも連続自動運転が可能となり、生産性が大幅に向上する。

 対象業種は精密金型・工具・部品加工業です。研削加工市場全体で高精度要求が高まる中で、多くの顧客が作業者のスキル不足や技能継承に課題を抱えている。それらの課題の解決を、同マシンの工数削減・作業簡易化・自動化機能が支援する。また、現在活況である電気自動車用車載電子部品・機構部品関連の顧客に対しては、生産性向上が見込める自動化仕様を提案していく。

 対象地域は日本・アジア・欧州・北米。現在プロファイル研削盤市場は日本・中国・韓国を中心に展開されている、同マシンは欧州・北米・ASEANにも拡販する。少子高齢化と製造業従事者の減少が加速する日本・欧州・北米に対しては自動化仕様を、技術者育成に力を注ぐ中国・ASEANには、誰でも簡単に操作できるデジタル加工支援機能をアピールすることで、新たな市場を開拓する。

 アマダマシナリーは今後も顧客の課題に寄り添う製品開発で研削加工の発展を支えていく。

<発売概要>

販売開始時期:2021 年10 月

年間販売目標:24 台/年

販売価格(税別): 3,760 万円(単体)、5,960 万円(自動化仕様)

 詳細は、ニュースリリース

 

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