・作業現場の安全性向上に貢献
今後は、フォークリフトだけでなく建設機械への標準装備やレトロフィットキットへの展開を順次行うとともに市場要望の収集やサポートを行い、更なる安全支援システムの機能向上を目指す。
コマツは今後も「品質と信頼性」を追求し、企業価値の最大化を図るとともに、ダントツバリュー(顧客価値創造を通じたESG課題の解決と収益向上)により、安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場の実現を目指していく。
画像・上:衝突検知警報システムを使用した現場のイメージ図
画像・下:衝突検知軽減システムを搭載したFE25-2
【システムの主な特長】
1.衝突の危険度合いに応じた2段階警報
レーダーで検知した対象の相対速度と位置から予測した、衝突の危険度合いに応じて、注意喚起範囲と警告範囲の2段階の範囲を設定した。警報ランプの点滅間隔と警報ブザーの断続音の違いで、危険度をオペレーターに知らせる。
2.進行方向と走行速度に連動した警報範囲
後進時にステアリング角度(タイヤ切れ角)から進行方向を予測し、その方向に衝突の危険性がある場合にオペレーターに警報を発する。車両の進行方向外にある人、荷物等に対しては警報を発しないため、オペレーターへの不要な警報を低減している。
3.検知対象にタグやセンサーが不要
レーダーが人、荷物や作業車両を検知するため、検知対象側にタグやセンサーの取り付けは不要。
【対象機種】
・「FE25-2」,「FE30-2」
※「FE25-2」、「FE30-2」には、レトロフィットキットを準備中(近日発売予定)。
・「FE25-1」,「FE25H-1」,「FE30-1」にも、レトロフィットキットを設定。
【公表価格】
・FE25-2 (2.5トン車)用 470千円
・FE30-2 (3.0トン車)用 480千円