日本製鋼所、ケミカルリサイクルに用いられる連続式分解技術を住友化学に提供

kikai-news.net

3年前

　㈱日本製鋼所は8月23日、ケミカルリサイクルに用いられる連続式分解技術を住友化学へ技術提供すると発表した。

　同本技術は、使用済みアクリル樹脂からMMA（メチルメタクリレート）モノマーを連続的に回収するもので、二軸混練押出機『TEX シリーズ』が用いられる。

　この技術に用いられる日本製鋼所の二軸混練押出機は、これまでのサーマルリサイクルやマテリアルリサイクル用途に加え、今後はケミカルリサイクル用途での利用拡大が見込まれ、このニーズに合わせた技術サポートを提供するため、2022年に広島製作所内にケミカルリサイクルセンターの開設を計画している。

　日本製鋼所グループは、今後も環境負荷を低減する製品の開発に取り組み、持続可能な社会の実現と発展に貢献する企業を目指していく。