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三菱ケミカル、シュガーエステルの製造能力を増強、福岡事業所に新工場

 三菱ケミカル(本社:東京都千代田区)は8月20日、福岡事業所福岡県北九州市)において、シュガーエステルの新たな製造工場を建設すると発表した。

 シュガーエステルは、ショ糖と植物油脂由来の脂肪酸を主原料とした乳化剤で、水分と油分を均一に混合させる機能を有し、食品の加工や流通保管時の品質維持に役立つ製品。飲料(缶コーヒーなど)、乳製品(ホイップクリームなど)、菓子類(ケーキやチョコレートなど)といった加工食品をはじめとした幅広い分野で使用されている。

 近年、国内食品メーカー向けの安定した需要に加え、中国を中心とした海外需要が著しく伸張しており、今後も一層の成長が期待されている。三菱ケミカルは現在、三重事業所(三重県四日市市)においてシュガーエステルを製造しているが、増加する需要に対応するとともにサプライチェーンの強化を図るため、福岡事業所に新系列を設置することにした。

<新工場概要>

立地:三菱ケミカル株式会社福岡事業所

製造能力:2,000トン/年

着工時期 :2021年6月

稼働時期 :2023年夏(予定)

 ニュースリリース

 

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