・通期予想は、売上で前回予想比800億円増、純利益で215億円増
第1四半期は、新型コロナウイルスワクチンの接種の進展に伴い、米国・中国を中心に経済の回復が進んだが、変異株による新たな感染拡大や米中対立の激化など、依然として先行き不透明感の強い状況が続いている。
SMCグループは、持続可能なBCP(事業継続計画)を策定し、新型コロナ対策を徹底して製品供給能力の維持・拡大に努めた。また、省エネルギー性能に優れ、小型・軽量化を進めた新製品の開発、グローバル連携による積極的な販売活動の推進などの課題に引続き取り組んだ。
■2022年3月期見通しを上方修正
2022年3月期連結業績予想は、売上高6,800億円(前期比23.1%増、前回予想6,200億円)、営業利益2,000億円(同30.4%増、同1,730億円)、経常利益2,100億円(同22.2%増、同1,810億円)、親会社株主に帰属する当期純利益1,500億円(同23.2%増、1,285億円)とした。
修正の理由:第1四半期の連結業績は、業種別では半導体関連、地域別では中国・米国を中心とした需要増を背景に、売上高、利益ともに当初予想を大きく上回った。これに伴い、第2四半期連結累計期間(4~9月)及び通期の連結業績予想を修正するとともに、第2四半期累計期間及び通期の個別業績予想値を新たに発表した。
新たな業績予想の前提とした平均為替レートは、1米ドル=109円、1ユーロ=130円、1人民元=17円で、前回発表予想から変更していない。