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アイダエンジニアリング、21年4~6月売上は23.9%増の130億円

 アイダエンジニアリングが8月6日に発表した2022年3月期第1四半期(2021年4~6月)連結業績によると、受注高は、自動車業界における設備投資回復や電気自動車関連の堅調な需要に支えられ、20,566百万円(前年同期比128.4%増)となり、受注残高は46,739百万円(前年度末比19.1%増)となった。売上高は、昨年度は新型コロナウイルス感染拡大で操業停止・縮小の影響を大きく受けたが、今年度は操業回復により、13,079百万円(前年同期比23.9%増)となった。利益面では、増収等により営業利益が270百万円(同50.7%増)、経常利益は380百万円(同64.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は226百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失140百万円)となった。

 第1四半期における世界経済は、経済対策効果もあり、新型コロナウイルス感染拡大で大きく落ち込んだ昨年度から回復局面にあるが、変異型ウイルスの感染拡大等により、景気の下振れリスクが増大している状況。鍛圧機械製造業界においては、国内、海外ともに昨年度の新型コロナウイルス影響による低迷から回復し、第1四半期の受注は前年同期比61.2%増の31,201百万円(一般社団法人日本鍛圧機械工業会プレス系機械受注額)となった。

■セグメント別業績

日本: 中・小型プレス機械やサービス売上は堅調に推移したものの、大型プレス機械の売上が減少し、売上高は7,958百万円(前年同期比3.2%減)となり、セグメント利益は減収等により89百万円(同66.3%減)となった。

中国: プレス機械、サービス売上ともに増加し1,915百万円(前年同期比36.7%増)となった。セグメント利益は増収や粗利率改善等により187百万円(同304.9%増)となった。

アジア: 外部顧客向けの中・大型プレス機械の売上は減少した。また、グループ会社向けの小型プレス機械の売上は回復したものの、新型コロナウイルス感染再拡大に伴うマレーシア工場の操業縮小の影響等により伸び悩み、売上高は1,231百万円(前年同期比12.2%減)となった。セグメント利益は粗利率の改善等により66百万円(同503.8%増)となった。

米州: プレス機械、サービス売上ともに増加し、売上高は2,885百万円(前年同期比58.8%増)となったものの、セグメント損益は粗利率の低下等により42百万円の損失(前年同期はセグメント利益54百万円)となった。

欧州: 中・大型プレス機械やサービス売上の増加により売上高は3,027百万円(前年同期比190.2%増)となり、セグメント利益は増収等により45百万円(前年同期はセグメント損失115百万円)となった。

■連結業績予想などの将来予測情報に関する説明

 2022年3月期連結業績については、2021年5月13日に公表した下記の連結業績予想を据え置いている。

 売上高は620億円(前期比6.7%増)、営業利益は45億円(同20.9%増)、経常利益は46億円(同22.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は30億円(同127.9%増)。

 アイダエンジニアリングの2022年3月期第1四半期決算

 第1四半期決算説明資料

 

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