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日立造船、台湾向けごみ焼却発電プラント設備を受注

 日立造船は8月3日、台湾で廃棄物清掃業事業を手がける豊堉資源股份有限公司(以下、豊堉資源)より、ごみ焼却発電プラント(ストーカ式焼却炉:350t/日×1炉、発電出力:14MW)の主要設備を受注したと発表した。

 受注したプラントは、豊堉資源がごみの収集から焼却、売電を含む運営までのごみ処理事業を一貫して行うため、彰化県彰濱工業団地(彰化県)に新たなごみ焼却発電プラントを建設するもので、近隣の半導体・パネル産業や紡績産業などの工場から排出される木材、紙、プラスチック類などの産業廃棄物および一部自治体向けの生活ごみを処理する。

 日立造船は、今回の受注においてごみ焼却発電プラントの主要設備である火格子やボイラー、発電設備などの設計・機器供給および据付・試運転時のSV派遣(技術指導)を担う。

 台湾では、主に1980年代後半から2000年代にかけてごみ焼却プラントが整備され、現在は公営・民営を合わせ24施設が稼働している。日立造船は、台湾最大となる「台北市北投」ごみ焼却発電プラント(1,800t/日(450t/日×4炉)、発電出力:48MW)を1993年に受注して以降、これまでに5件のごみ焼却発電プラントを台湾に納入してきた。

 今後、台湾では施設の建て替えや長寿命化工事の需要が見込まれているが、日立造船はこれまでの実績を活かして、同国のごみの衛生的処理や発電に積極的に貢献していく。

<受注概要>

発注者:豊堉資源股份有限公司(彰化県)

建設地:彰化県彰濱工業団地(彰化県

施設規模:ストーカ式焼却炉(350t/日×1炉、発電出力:14MW)

 ※当社受注は主要設備である火格子やボイラー、発電設備などの設計・機器供給および据付・試運転時のSV派遣(技術指導)など

完工予定:2024年6月

 ニュースリリース

 

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