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インドネシアのユナイテッド・トラクターズ、21年1~6月の建機売上は29%増の9.4兆ルピア

・コマツ建機の販売台数は60%増の1,361台

・全社の純利益は4.5兆ルピアを計上

 United Tractors (ユナイテッドトラクター):2021年7月29日

 「重機利用者の様々な分野での活動の増加と商品価格の上昇は、2020年の同時期と比較して、2021年上半期までの業績改善に影響を及ぼします。Covid-19パンデミックの影響による不確実性を考えると、今年の残りの期間の経済状況は引き続き困難であると予想されます。しかし、商品価格の動向は年末までプラスの推移が見込まれる中、当社は設定された目標を達成できると楽観的な状況を保っています」とFrans Kesuma(フランス・ケスマ)社長ほど述べています。

 本日、PT United Tractors Tbk(以下、当社)は2021年上半期の連結財務諸表を発表しました。当社の連結売上高は37.3兆ルピアで、2020年同期の33.2兆ルピアから12%増加しました。売上高の増加に伴い、当社の純利益は、2020年の4.1兆ルピアと比較して、11%増加して4.5兆ルピアになりました。(1ルピアは約0.01円)

 全体として、当社の連結純売上高に対して、鉱業契約セグメントが41%を占め、続いて建設機械が25%、石炭鉱業が20%、金鉱業が12%、建設業が2%でした。

 ユナイテッドトラクタ2021年第2四半期データ

<建設機械セグメント>

 建設機械部門は、コマツの重販売台数は前年同期の853台に比べて、60%増の1,361台となりました。スペアパーツや機械メンテナンスサービスの販売による売上も8%増の3.6兆台となりました。国内市場調査では、コマツの市場シェアは22%です。UDトラックの販売台数は94台から289台に増加し、スカニア製品の販売台数は100台から346台に増加しました。

 建設機械部門の売上高は、2020年の同時期の7.3兆ルピアに対し、29%増加し、9.4兆ルピアとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<鉱業請負業セグメント>

 鉱業請負業セグメントは、PTパマパサーダヌサンタラ(PAMA)によって運営されています。2021年6月現在、鉱業請負業者の純利益は15.4兆ルピアで、2020年同時期の15.1兆ルピアから3%増加しました。PAMAは石炭生産量が5,600万トンから5,760万トンに3%増加したが、過負荷除去作業量は4億2,100万bcmから4億9,910万bcmに3%減少しました。

<石炭鉱業セグメント>

 石炭鉱業セグメントは、PTトゥア・トゥランガ・アグン(TTA)が運営しています。2021年6月時点で、石炭総生産量は、140万トンの冶金石炭を含む630万トンに達し、2020年の同時期の560万トンに比べて12%増加しました。販売量の増加と平均販売価格に伴い、石炭鉱業セグメントの収益は23%増加し、7.5兆ルピアとなりました。

<金鉱業セグメント>

 金鉱業事業部門は、北スマトラ州サウスタパヌリでマルタベ金鉱山を運営するPTアギンクール・リソーシズ(PTAR)が運営しています。2021年6月現在、マルタベの金換算売上高は176,000オンスに達し、2020年の同時期の186,000オンスに比べて5%減少しましたが、金の平均販売価格の上昇により、売上高は4.0兆ルピアから4.3兆ルピアに7%増加しました。

<建設業セグメント>

 建設業セグメントは、PT Acset Indonusa Tbk(ACSET)によって代表されました。 2021年6月の時点で、建設業界は2020年の同時期の7,460億ルピアに対し、6,360億ルピアの売上高を報告しました。ACSETは、主に進行中のプロジェクトに影響を与え、プロジェクトの機会を減らしたCOVID-19の状況により、1,530億ルピアの純損失を記録しました。

<エネルギーセグメント>

  当社が25%の株式を所有しているPT Bhumi Jati Power(BJP)は、現在、中部ジャワのジェパラに2×1,000MWの火力発電所の建設を進めています。2021年6月まで、建設の進捗は99%に達しています。BJPは、当社の子会社である住友商事と関西電力の合弁会社です。

 ニュースリリース

 

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