地球温暖化の防止に向けて、環境保全、エネルギー消費の抑制が重要な取り組みとなるなか、油圧機器においてもエネルギー効率の改善による省エネ性能の向上が求められている。
不二越は、1960 年代にソレノイドバルブを発売して以来、ソレノイド(電磁石機構)を自社で開発し、自由度の高い設計、複雑な構造にも対応できる製造技術を活かし、様々な製品を市場投入し、ユーザーの多様なニーズに対応してきた。
■省エネソレノイドバルブ「SS/SA-G01-40」の概要
(1) 狙いの市場・ニーズ
工作機械・鍛圧機械などの産業機械
(2) 特長
①省エネルギー
クラストップレベルの低消費電力で定評のあった従来品「SS/SA-G01-31」と比較し、消費電力を約25%低減、圧倒的な低消費電力を実現。
②高圧・大容量
同一サイズでは最高使用圧力35MPa、最大流量100l/min、許容背圧21MPaのトップレベルの性能。
③安全性の向上
消費電力を抑えたことで、コイル表面温度を従来品比で約30℃低減し、機械・設備の安全性を向上。
④海外安全規格への対応
海外安全規格のCE(欧州)、UL(アメリカ)、cUL(カナダ)に対応。
⑤使いやすさの向上
産業機械向けとして一般的で、配線が容易なM12-4 ピンコネクタをオプション化し、ワンタッチ接続が可能。
<発売日と販売目標>
発売日:2021年8月
価格:オープン価格
販売目標:2022年度までに50万台/年の販売を目指す。