㈱荏原製作所は7月26日、愛知県の日光川河口排水機場（以下：排水機場）において、ポンプ設備整備工事を受注したと発表した。対象設備である排水ポンプは口径が4600mmで国内最大級。
伊勢湾に注ぐ日光川流域は約300km2におよび、約100万人が生活を営んでいる。その約半分は海抜ゼロメートル地帯であることから、本排水機場は自然排水が難しい地域におけるインフラ施設のひとつとして大きな役割を担っている。排水機場がこれからも地域の農業生産性の維持及び農業経営の安定を支え続ける施設であるために、今回の整備工事を進めていく。
荏原は、雨水排水機場では国内トップのポンプ納入実績を持ち、現在も新設はもちろん更新や改造など多くのプロジェクトを遂行中。荏原が掲げる長期ビジョン「E-Vision2030」では、「地球にやさしい社会、安全・安心に過ごせる社会インフラ、水や食べるものに困らない世界」を支え、「持続可能な社会づくりへの貢献」を目指している。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていく。
＜概要＞
今回整備を行う設備は1秒間に75tを排水する能力を持つ、国内有数の大口径ポンプ。
工事名称：尾張西部国営施設機能保全事業 日光川河口排水機場５号ポンプ設備整備工事
発注者： 東海農政局
施工場所： 愛知県海部郡飛島村梅之郷地内
ポンプ（型式名）：立軸可動翌軸流ポンプ（4600VSKGE型）Φ4600ｍｍ×4500m3/min×5m×1台
工期：2021年（令和3年）6月～2023年（令和5年）10月予定