・自動化・自律化、電動化、遠隔操作化の実現を加速
コマツは7月21日、9月13日から15日までの3日間、米国ネバダ州ラスベガスで開催される鉱山機械見本市「MINExpo INTERNATIONAL 2021(以下、MINExpo)」に出展すると発表した。同展示会では、顧客のゼロエミッション達成をサポートする、パワーアグノスティックをコンセプトとする鉱山向け超大型ダンプトラックや、超大型油圧ショベルの遠隔操作化と無人ダンプトラックとの協調作業など、鉱山機械の自動化・自律化、電動化、遠隔操作化を実現し、顧客とともに価値を創造するコマツの新しいソリューションを紹介する。
パワーアグノスティック超大型ダンプトラックは、ディーゼルエレクトリック、電動、トロリー(有線)、燃料電池、水素など、いかなる動力源でも稼働可能なダンプトラックの将来ビジョンであり、今回の「MINExpo」で実機を初出展する。
コマツは、中期経営計画の成長戦略3本柱の1つであるイノベーションによる価値創造の重点活動の一つとして、「建設・鉱山機械・ユーティリティ(小型機械)の自動化・自律化、電動化、遠隔操作化」に取り組むとともに、モノ(建設機械の自動化・高度化)とコト(施工オペレーションの最適化)で施工のデジタルトランスフォーメーションを実現し、顧客とともに安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場の実現を目指している。
今回の「MINExpo」では、コマツのブランドプロミスである「Creating value together」をテーマに、顧客が目指すゼロエミッションの達成を支援し、鉱山現場の安全性や生産性を目指す新しいソリューションについて、様々な展示を行う。当日はパワーアグノスティックトラックの実機展示の他、超大型油圧ショベルの遠隔操作と無人ダンプトラックとの協調作業をはじめとする、鉱山機械の新しいソリューションのデモンストレーションを紹介する予定。このほか、ハイブリッド駆動装置を搭載した露天掘り用ホイールローダーWE1850、自動化機能を搭載した露天掘り用ブラストホールドリルZR122、坑内掘りハードロック向けバッテリー式ジャンボドリルZJ32Biなどの展示を予定している。
コマツでは、「今後もコマツは次の100年に向けて、ものづくりと技術の革新で新たな価値を創り、人、社会、地球が共に栄える未来を切り拓くことを目指し、ステークホルダーの皆さまとともに歩んでまいります。」としている。