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国際協力銀行(JBIC)、三井物産のオーストラリア法人が実施するガス田事業に融資

・日本のエネルギー資源確保に貢献

 国際協力銀行(JBIC)は6月29日、三井物産が出資するオーストラリア法人AWE Perth Pty Ltd(以下、AWE Perth)との間で、融資金額約199百万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、三井住友銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は約284百万米ドル。

 この案件は、三井物産が権益を保有し、AWE Perthがオペレーターを務めるウェイトシアガス田のステージ2開発プロジェクトを実施するために必要な資金を融資するもの。

 ウェイトシアガス田は、豪州のパース北方約350kmに位置する陸上天然ガス田。三井物産は、AWE Perthを通じて、事業パートナーである豪州法人Beach Energy Limitedと共にガス田開発に取り組む予定。同プロジェクトで生産される天然ガスは、LNGとしてアジア市場で販売されるほか、豪州国内においても供給される計画。融資は、日本企業による自主開発の推進に繋がるものであり、日本のエネルギー安全保障に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、日本企業によるエネルギー資源の開発をサポートし、日本のエネルギー資源の安定供給確保に金融面から支援していく。

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