極東産機は、内装施工機器・畳製造装置等のプロフェッショナルセグメントを基盤としたうえで、オーダーメイド産業用機器等を開発・製造するインダストリーセグメント、特殊機能畳等を製造・販売するコンシューマセグメントの売上増を成⾧戦略とし、売上高については早期に100 億円を達成し、その後5年間で150 億円の達成を目標としている。この目標達成のため、新たに神岡工場隣接地を買収または賃借し、工場敷地の面積・形状を大幅に改善し、生産能力の向上と労働環境の改善のために新工場を建設する。
また、新工場は近年注目を集めているSDGs にも対応すべく、太陽光発電システムの増設・電気自動車充電設備の新設・災害時供給電源の確保(SDGs GOAL 7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに)、レイアウト見直し並びに作業環境改善(全館空調完備等)による業務の効率化(SDGs GOAL 8.働きがいも経済成⾧も)に取り組んでいる。
<新工場の概要>
名称: 産機A 棟・事務福利厚生棟(仮称)
新築工場延床面積(神岡工場全体の延床面積):5,735 ㎡(鉄骨造2 階建て・全館空調完備)
(15,354 ㎡)
新規取得面積(神岡工場全体):6,645 ㎡(22,178 ㎡)
完成予定:2022年4月
総工費:18 億円
資金調達:上場資金ならびに金融機関からの借入金
施工会社:三井住友建設株式会社
主な生産品:① リチウムイオン電池製造装置等の先端産業向けオーダーメイド産業機器
② 自動壁紙糊付機等の内装施工省力機器
■新工場の特徴
1) 新産機A 棟は⾧尺・大型設備のオーダーメイド産業機器の組立・試運転に対応でき
る幅24m・⾧さ78.5m・高さ17m(外寸)の大型工場となっている。
2) SDGs 等に配慮したクリーンエネルギー工場を目指し、産機A 棟の屋上には太陽光
発電システム(225kW)を設置。加えて電気自動車充電設備も完備。
3) 災害への備えとして、工場全体のグランドレベルを上げるとともに、災害発生時に
地元住民の携帯電話機への充電等も可能とする非常時の電源確保設備を備えている。
画像:新工場イメージ